東京大学 展覧会「純セレブ文明の夜明け 〜道(タオ)の思想に基づく非線形スピーカーのよろこび〜」
2019年1月、東京大学で展覧会をいたします。
ぜひ、耳で、目で、純セレブスピーカーをご堪能ください。
純セレブ文明の夜明け
~道(タオ)の思想に基づく非線形スピーカーのよろこび~
1月9日(水)~18日(金)
11:00~18:00
東京大学 東洋文化研究所 1Fロビー にて 入場無料
純セレブスピーカーを多数展示します。
歴史的初号機や変わり種のアートモデルなど、多彩です。
会期中、思いつきと縁で、急にトークや音楽などのイベントを開催。
フェイスブックイベントページまたはツイッターで告知いたします。
会場で純セレブスピーカーを公開製作しているかもしれません。
変化し続ける展示です。
純セレブ文明の夜明け
〜道(タオ)の思想に基づく非線形スピーカーのよろこび〜
セレブとは、英語では「有名人」、日本語では「金持ち」というような意味だが、いわゆるセレブは、有名だとか、地位が高いとか、金があるといった根拠を必要とする。「純セレブ」とは、そのような根拠を必要としない、純粋のセレブのことである。純セレブは、自分がセレブだと悟ることによってのみ存立する、究極のセレブである。
今回、展示する「純セレブスピーカー」は、この純セレブ思想を表現する具体物である。スピーカーは、1876年に開発されたベルの電話機以来、140年以上の歴史があり、もは完全に成熟した産業だと考えられてきた。
しかし、2018年5月に、片岡祐介(音楽家)と安冨歩(東京大学東洋文化研究所教授)とが、スピーカーユニットをダンボール箱に詰めて、中に紙くずを入れる、という極めて簡単な手法で、驚くほど良い音のするスピーカーができることをを明らかにし、これを「純セレブスピーカー」と名付けた。このスピーカーは、スピーカーユニットが作動するときに、高い非線形性を帯びた運動をすると考え、それを固定して制御するのではなく、ゆるく支えて自由にのびのびと運動させる、という、独自の考え方に基づいている。この発想は、安冨の「老子」研究とつよく響き合っている。それゆえ、純セレブスピーカーは、道(タオ)の思想に基づく、非線形スピーカーだ、と捉えることができる。
純セレブスピーカーを聞き、あるいは自ら作る体験は、固定し抑制して制御する、という発想から離れ、ゆるくささえて共に運動する、という老子的な発想を、よろこびをもって体得する有効な手立てである。そればかりか、西欧に起源を持つ近代文明の桎梏を乗り越える、新たな「純セレブ文明」の夜明けを告げる産物だと我々は考えている。
在廊スケジュール (11:00〜18:00)
9日(水) 公開搬入
※17:00〜 記者会見あり どなたでもご覧いただけます。
10日(木) スタッフ在廊(実質上、初日)
11日(金) スタッフ在廊
12日(土) スタッフ在廊
13日(日) 午前はスタッフ不在(展示のみ)午後のみスタッフ在廊
※18:30からは近隣の「御殿」で、
ハーフリッチ交響楽団(安冨&片岡)のニューイヤーコンサート
14日(月) スタッフ在廊
15日(火) スタッフ在廊
16日(水) スタッフ不在(展示のみ)
17日(木) スタッフ在廊
18日(金) 公開搬出
スタッフ不在で展示のみの日は、音を聴くことができません。
安冨歩と片岡祐介は会場にいたりいなかったりします。
今のところ、
片岡:9,10,11,12,14,15,17,18
安冨:9,13午後、14午後,18
在廊の予定ですが、急にイベントや実験を始めるかもしれません。
こちらのフェイスブックイベントページ、またツイッターでお知らせいたします。
https://www.facebook.com/events/2186427508342841/
ぜひ、上記のページの参加ボタンを押して、おいでになることをお知らせください。
お待ちしています。